タイトルロゴ大山祐史の経営コラム

 


 <本日のツボ185>
   『リスクを取っても成功できない』

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<ツボの説明>

  「思い切ってリスクがある道を選びチャレンジすることこそ企業家
 精神であり、そういう勇気がなければ成功は望めない」

  というのはウソ。

  過去の成功者に共通していることは、リスクが小さいことにだけ
 挑戦したということ。


  昭和34年、世界進出の夢を抱きアメリカに進出したホンダ技研
 (当時は二輪メーカー)は、アメリカの自動二輪車マーケットに
 戦いを挑みはしなかった。

  ハーレーやインディアンといった大型バイクが颯爽と走り回っ
 ていたアメリカ大陸で、ホンダはそういった大型二輪車たちとの
 真っ向勝負というリスクを避けた。

  その結果、女性や大学生という、全く新しい自動二輪ユーザーを
 創出して大成功を収め、世界進出の地歩を築く。


  成功者は、それ(リスク)を避けるためにリスクを探し出す。

  だが、成功者が求めるものはリスクではない。


  成功者は、リスクを探し出すのと同等の情熱を傾けて「機会」を
 探し出す。

  成功者が挑むのは、常に「機会」に対してである。

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 アドバンマネジ経営コラム by 大山祐史


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