<本日のツボ338>
『そばとラーメン』
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<ツボの説明>
おそば屋さんとラーメン屋さん、この二つは似ているようでいて
実は大きな違いがあります。
そば屋には定番商品があり、「そばを食べたい」と思った人は
たとえ見知らぬ町の初めて入る店であっても、ほぼ思い描いた通り
の「そば」を食べることができます。
一方ラーメン屋の方はというと、店によって出てくるラーメンは
千差万別です。北海道・九州・博多・喜多方・佐野などという地名
による分類もあれば、塩・しょうゆ・みそ・とんこつなどといった
味付けの種類によっても区分されています。
「ラーメン好きなヒト」というのは、そのなかの特定の種類を
特に好む場合が多く、知らない店にふらっと立ち寄った場合、望み
どおりのラーメンにありつける確率は低くなりがちです。
では、そば屋とラーメン屋とでは、どちらが商売をやりやすい
でしょうか?
日本には、そば好きラーメン好きどちらもかなり大勢います。
しかし「ラーメン好き」というのは別々の好みを持った小さな
集団がいくつも集まって構成されているため、「ラーメン好き」
全体をターゲットとしたマーケティングはやりにくいものです。
反対に「そば好き」というのはセグメントしやすく、「そば好き」
全体をターゲットとした品揃えや店舗作りなどのマーケティング
を比較的容易に行うことができます。
駅で良く見かけるのはラーメンスタンドではなく立ち食いそば
の方であるということには、こんな理由があったのです。
品揃えの中に定番イメージを持った商品があると、コンスタント
な集客につながるということができます。
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アドバンマネジ経営コラム by 大山祐史
本コラムの内容は、大山祐史によるものであることを明記する
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