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 <本日のツボ33>
    『アウトプットの量』

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<ツボの説明>

  三段論法です。

 ビジネスの成果とは、アウトプットの結果得られるインプット
 のことである。

 少ないアウトプットで多くの成果を得ることはできない。

 ゆえに、アウトプット量の少ない経営者が大きな成果をあげる
 ことはむずかしい。


  ここでいう「アウトプット」とは、情報のアウトプットです。

  経験的な話になりますが、ビジネスの成果というのはアウト
 プットの量に比例しているようです。

  指導力・リーダーシップ・責任感・判断力・行動力 などと
 いう言葉で表現される能力の多くは、組織内外とのコミュニケ
 ーションが行なわれる過程で、言葉や文字、場合によっては
 表情や態度といった「アウトプット」として発現されています。


  現代のビジネスリーダーに求められているものは、豊富な
 アウトプットを行なう能力なのです。


  部下と一緒に出張をこなして、その出張レポートの情報量が
 部下よりも少ないというのは、ちょっとまずいです。

  中小企業の幹部や社長さんの中には、「私は報告を受ける立
 場だから、書く必要がないんだ」といって、会社の経費を使っ
 て出張をしておきながら、出張レポートを作成しない方が結構
 たくさんいらっしゃいます。

  これは「もったいない」というよりも「論外」というべき話
 であり、このような組織から「市場に向けた豊富なアウトプッ
 トの提供」がなされることは、まずありません。

  実際、幹部が出張報告を出さない会社というのは、その業績
 もおもわしくないところが多いように感じます。


 「経営力はアウトプットの量が多いほど上がる」と思われます。

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 アドバンマネジ経営コラム by 大山祐史


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