<本日のツボ223>
『Do と Play』
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<ツボの説明>
全てのスポーツを2つに分類してください。
いろいろな分け方が考えられると思いますが、Do と Play
で区別するというのも一つの方法です。
英語の Do と Play です。
野球やサッカー、テニスなどは、play baseball , play soccer
play tennis などのようにPlayを用いて「〜する」と表現します。
一方、スキーやサーフィンなどは、PlayのかわりにDoを使って、
do ski とか do surfing と言うのが一般的です。
もうお分かりだと思いますが、相手が必要か否かでPlayとDoが
使い分けられているのです。(ちなみにゴルフはPlayを使います。
必ずパートナーが必要なスポーツなのですね・・・)
仕事はスポーツではないので、Playと表現してしまうとテスト
ではXにされてしまいます。
しかし、うまくマネージメントされており業績も好調な会社の
社長さんたちを見ていると、play business と表現したくなるよ
うな方が多いことに気がつきます。そのような方の中には実際に、
「趣味は仕事です」とか「仕事が楽しい」とおっしゃる方が何人も
いらっしゃいます。
工場を比較したとき、高効率な現場というのは管理が行き届いて
おり5S等も徹底されているものですが、そういう現場というのは、
職場ごとの小集団活動や改善活動が定着していることが多い傾向が
あります。そしてそのような活動に取り組んでいる姿は、概して皆
楽しげで、ここでも Play と表現したくなる姿を見ることができます。
ここでいう Play とは、「協働であること」と同時に、「楽し
くやっていること」をあらわしています。
そもそも英語のPlayには、「行う・競う」という意味だけでなく
「遊ぶ・楽しむ」という意味もあるのです。
どうやらビジネスには、ひとりで苦しむよりは皆で楽しむ方が
効率的であるという法則があるようです。
最近では、「エンドルフィン」という脳内伝達物質(分泌物)が
記憶力や発想力、行動力といった人間の能力を、大きく向上させる
働きがあることがわかってきました。
「好きなことは簡単に覚えられる」という現象を実感したことが
ある人は多いはずです。こういった現象がエンドルフィンの作用に
よるものだというのです。
そしてこの「エンドルフィン」は、「楽しい!」と感じている
ときに脳内で盛んに分泌されているのです。
「どうすれば皆が楽しいと感じるようになるか」を実現すること
が、「組織の能力開発」というテーマの本質です。
あなたのチームは仕事を Do してますか? それとも Play?
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アドバンマネジ経営コラム by 大山祐史
本コラムの内容は、大山祐史によるものであることを明記する
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