タイトルロゴ大山祐史の経営コラム



   <本日のツボ278>
    『想いが伝わるメッセージ』

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<ツボの説明>

  e−メールを含めて毎日様々なメッセージや手紙を書いている
 ことと思います。

  文字で何かを伝えるにあたって一番大切なことは、言いたいこと
 を伝える ということです(あたりまえか・・・)。

  言いたいことを確実に伝えるための条件は二つです。

  ひとつは「読んでもらう」こと。
 読む気にもならない手紙はゴミ箱直行ということになりかねません。

  もうひとつは、内容に共感してもらうこと。
  読み手側が自然に「うん、もっともだ」と同意することができる
 文章は、その内容がすんなりと読み手の頭にしみこんでゆきます。


  こういったことを実践するためには、文章を「感褒謝嬉」の4つ
 で構成する習慣を身に付けることが有効です。

  この4つの要素を用いて書き手の感情を素直に表現してやること
 ができると、読み手側はすんなりとその文章の世界にはいってゆく
 ことができます。


  感は「感謝」の感です。
 「毎度お引き立ていただきありがとうございます」などのように、
 だれでも自然と使っている言葉ですが、お客さんに対してのメッ
 セージだけではなく、いつも感謝の言葉をちりばめることを意識
 して下さい。

  褒は「褒め言葉」です。
 「見事でした」「素晴らしかった」「さすがですね」と、素直に
 感心したことを表現します。

  謝はあやまることです。
 この手紙を読むために手間をとらせてしまったことや、話しを聞く
 時間が短すぎたこと、緊張のあまりうまく説明できなかったこと
 などについて、「すみません」という気持ちをサラッと書いて
 おくことです。

  嬉は「嬉しかったこと」です。
 「うかがったお話がとてもためになりました」「久々にハメを
 はずして楽しかったです」など、読み手と共有した体験の中から
 自分が喜びや幸せを感じた瞬間を抜き出して、具体的にその時の
 嬉しさを伝えてください。


  この基本を押さえた上で伝えたい内容をちりばめてゆけば、
 読んでもらえてさらに読み手の心に残る効果的なメッセージを
 作成することができます。

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 アドバンマネジ経営コラム by 大山祐史


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