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  2006年5月9日


 <本日のツボ101>
   『成長期に入ったら』

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<ツボの説明>

  会社法の施行から一週間たちました。

  将来の日本経済を支えてゆくような新しい会社がどんどん生ま
 れてくることを期待しています。


  さて、この新しい会社法によって会社の設立はずいぶんと楽に
 なりました。

  創業時に課せられていた様々な規制が撤廃または緩和されたこ
 とによって、立ち上げたビジネスが成長軌道に乗るまでに要する
 時間も短縮されてくるかも知れません。
 

  現実には、創業期の様々な問題を乗り越えて成長期入った会社
 はムチャクチャ忙しいです。

  特に経営者はなにからなにまで自分で処理しなければならない
 ような状態になりやすく、休みも取れずに働いている社長さんと
 いう方が案外多いものです。

  資金繰りから営業活動、仕入れ管理に在庫管理に社員管理まで
 一人でやっていたのでは、会社を経営しているというよりも会社
 にコキ使われているような気持ちになってしまうでしょう。

  それに、やはり一人の人間の能力というものにはどうしても限
 界があるので、行くところまでいったらこなしきれなくなるのは
 目に見えています。


  会社が創業期を経過して成長期に入ったら、できるだけ早い時
 期から仕事のシステム化を考えなければいけません。

  このシステム化という言葉の意味は、単なるIT技術の利用や
 仕事の割り振り・分業を決めるというだけの意味ではありません。


  社員の思考・行動様式を経営者のものと併せてゆき、ビジネス
 フロー自体は経営者から切り離す。
  わかりやすくいうと、社長が突然いなくなってもだれも困らず、
 平然とビジネスがまわる組織にすることが必要です。

  その状態から経営者は本当の経営者としての仕事が始まります。


  社長が自身のビジネスにコキ使われている状態を脱して社長ら
 しく振舞うようになると、会社のステージが1ランク上に上がっ
 たことになります。

  そこからあなたのビジネスは本当の成長を始めることができる
 ようになります。

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 アドバンマネジ経営コラム by 大山祐史


  本コラムの内容は、大山祐史によるものであることを明記する
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