<本日のツボ126>
『うっとおしい季節』
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<ツボの説明>
梅雨入りしてすっきりしない天気がつづいています。
個人的に、この季節と晩秋が苦手です。なんとなく気分が落ち
込み、抑うつ的な気分になるのです。
こんな季節的な要因に仕事のストレスが重なったりすると、夜
なかなか眠れなくなったり、早朝4時頃に目が覚めてしまって、
その後眠れなくなったりします。
これは軽度のうつ症状で、これが続くようならお医者さんに診
てもらった方がよいということになります。
こういう季節には自身や部下たちのうつ症状に注意を払ってく
ださい。「よく眠れているか?」と訊ねてみてください。
うつ病が風邪と同じくらいありきたりの病気であることや効果
的な治療方法があるということ、またそれを放置して悪化させる
と自殺に結びつきやすいということなどは、だいぶ一般的な常識
となってきました。
また、自殺防止には政府や企業が責任を持って取り組むべきだ
という考え方が世論の大勢になっているといえます。
会社を上げてうつ病にかかった者への対処を改善し、自殺に結
びつくような悪化を防止するような仕組みをつくるのは容易では
ありません。
「うつ病の者には励ましたりせずに、休ませて病院を受診させ
るべきだ。直るまではしっかりと医師による治療を受けさせ、ム
リに仕事をさせてはいけない」というのがよく語られている一般
論ですが、現実的にすべて理想的に対処できるわけがないという
ことは、本当のビジネスの現場にいる者であれば誰にでもわかる
ことです。
メンタルヘルスに限らず、健康に関するどのような問題でも、
仕事や社会との調和をはかった上での対策でなければ現実的では
ありません。
「身体も精神も健康そのものだけれども、社会や会社において
は落ちこぼれである」という状況は理想的とはいえないものです。
だからこそ、経営マネジメントには会社そのものと経営者&従
業員、すべてを豊かにしてゆくプロセスが含まれていなければな
らないと考えます。
普遍的に合理的で効果的といえる経営マネジメントの仕組みを
実現する、ということがすべての経営者の使命です。
そのなかに、経営者本人と従業員全員の心と身体の健康を向上
させる仕組みが内包されていて、「会社」という法人と「経営者・
従業員」という自然人とが両方とも豊かになる過程で相互にプラ
スの作用を与え合う関係を築くこと。これを目的にすることがで
きない経営者とは一緒に仕事をしてゆくことができません。
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アドバンマネジ経営コラム by 大山祐史
本コラムの内容は、大山祐史によるものであることを明記する
限りにおいて、引用・転載は自由です。
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