<本日のツボ21>
『私はだれ?と考えてみる』
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<ツボの説明>
私の古〜い友人(といってもタッタの24年・・)に
西山朗子さんという 「カリスマパティシエ」がいます。
パティシエとは、フランス語で「お菓子職人」という
意味ですが、この方は大勢のお弟子さんに自分の知識と
技術を教えていますから、職人というよりは先生です。
この先生は、自分のスキルアップのため、毎年パリに
行ってお菓子作りに関する新しい技や情報を仕入れてくる
のですが、何年か前 パリ行き準備中のこの方から頂いた
言葉を紹介します。
「異国、特にヨーロッパに行くと、日常の生活でなんとなく
身に染み付いてしまっているシガラミがなくなり、東洋から
来た一女性でしかなくなり、それが自分をシンプルにして
くれる気がします。
上手く言えないけれど、年齢・学歴・職歴・居住地すべて
関係なく、自分には何ができて何をしたいか…という極めて
シンプルで、目的をしっかり持っていなくては、と思います」
これ、名言ですよね。
我々、特に男性には、学歴や肩書きや人間関係を全部振り
払うことって、そう簡単にはできないものです。
さらに「自分には何ができて何をしたいか」というシン
プルなアイデンティティーだけが自分を支え、前向きに活動
する拠りどころとなっているのだと。
言葉もろくに通じない異国に一人で来ている、という
ことによって、こういう本質的なことに「はっ」と気付く。
そのことがわかりやすい言葉で要約されていて、おもわず
「なるほど〜」とうなりました。
今、古いしがらみを全部考慮からはずした上で、「自分が
だれで、何をしたいのか」を考えてみると、本当の自分の役割が
少し見えてくる事があります。
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アドバンマネジ経営コラム by 大山祐史
本コラムの内容は、大山祐史によるものであることを明記する
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