<本日のツボ236>
『強みを知る質問』
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<ツボの説明>
そんなにガバガバ儲かっていなくても、永年に渡りコンスタント
に事業を継続している会社は優良企業だと思っている。
中小企業がこの厳しい環境の中で生き残ってゆくということは、
何かしら他とは違ったことをしており、独特の強みを持っている
からに違いないからである。
ところが、自社にとってこの「独特の強み」が何であるかを把握
している経営者は少ない。
「お客様に支えられてここまできました」といった程度の認識は
あっても、「なぜお客様はうちを支えてくれるのか」については
「?」と首をひねられてしまうことが多い。
このことからわかるのは、会社の強みというのはやっている方も
気がつかないほど些細なものである場合がほとんどだということ。
「圧倒的な強み」というのはそんなにあるものじゃぁないんだ。
「圧倒的な強み」をほしがるあまり、「徹底的な差別化」を求め
て四苦八苦している経営者はたくさんいる。しかしそれよりも、
現に自社を生かしてくれているちょっとした強みをあぶり出し、
そこを強化したりその数を増やして行ったりする方が効果的である。
自社のちょっとした強みを理解する方法は簡単。
お客さんに真剣に質問してみよう。
「世の中には同じような商品を扱う似たような会社がたくさんあり、
そのどこからでも買うことができるのに、私の会社から買っている
のはどうしてですか?」
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アドバンマネジ経営コラム by 大山祐史
本コラムの内容は、大山祐史によるものであることを明記する
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