<本日のツボ258>
『年内にどこまでやるか?』
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<ツボの説明>
年末のあいさつ回りと忘年会の日程が全部終了してしまうと、
もう年内にはやることがなくなってしまってすっかりお休みモード
に入ってしまった人もいれば、「休日こそ稼ぎ時」な流通業や
レジャー産業関係の方はいよいよ臨戦態勢で、ねじり鉢巻しめて
気合をみなぎらせているといったように、それぞれ様々な年の瀬を
迎えていることと思います。
早くもお休みモードの方にアドバイスです。
今年の残り何日かで、1件でも多く出荷する、提案する、受注
するということを心がけてください。これが来年につながります。
「どうせ休みに入っちゃうから年明けに出荷しても同じことだ」
と考える人がいますが、不思議なことに年末に逃した売り上げは
1月分の上積みにはならないことが多いものです。逆に言うと、
年末にがんばって積み上げた売り上げは、1月の売り上げの減少
要因にはなりません。
この現象の原因を理論的に説明するのは難しいのですが、やはり
大晦日と元日というのは、多くの日本人にとって最も気持ちが切り
替わりやすい日だからではないでしょうか。
一方、年末ぎりぎりの商談というのは意外と来年につながって
くることが多いものです。
これは、ビジネスマンの気持ちが「一年の締めくくり」という感覚に
向かっているのとは対照的に、消費者の意識の一部は「来年の準備」
に取り掛かっているからです。
世間が「ああ、終わったおわった」となってからの一頑張りが
来年の勢いにつながります。
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アドバンマネジ経営コラム by 大山祐史
本コラムの内容は、大山祐史によるものであることを明記する
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