タイトルロゴ大山祐史の経営コラム

  2006年12月26日


   <本日のツボ258>
    『年内にどこまでやるか?』

-------------------------------------------------
<ツボの説明>

  年末のあいさつ回りと忘年会の日程が全部終了してしまうと、
 もう年内にはやることがなくなってしまってすっかりお休みモード
 に入ってしまった人もいれば、「休日こそ稼ぎ時」な流通業や
 レジャー産業関係の方はいよいよ臨戦態勢で、ねじり鉢巻しめて
 気合をみなぎらせているといったように、それぞれ様々な年の瀬を
 迎えていることと思います。


  早くもお休みモードの方にアドバイスです。

  今年の残り何日かで、1件でも多く出荷する、提案する、受注
 するということを心がけてください。これが来年につながります。

  「どうせ休みに入っちゃうから年明けに出荷しても同じことだ」
 と考える人がいますが、不思議なことに年末に逃した売り上げは
 1月分の上積みにはならないことが多いものです。逆に言うと、
 年末にがんばって積み上げた売り上げは、1月の売り上げの減少
 要因にはなりません。

  この現象の原因を理論的に説明するのは難しいのですが、やはり
 大晦日と元日というのは、多くの日本人にとって最も気持ちが切り
 替わりやすい日だからではないでしょうか。


  一方、年末ぎりぎりの商談というのは意外と来年につながって
 くることが多いものです。

  これは、ビジネスマンの気持ちが「一年の締めくくり」という感覚に
 向かっているのとは対照的に、消費者の意識の一部は「来年の準備」
 に取り掛かっているからです。


  世間が「ああ、終わったおわった」となってからの一頑張りが
 来年の勢いにつながります。

-----------------------------------------------
 アドバンマネジ経営コラム by 大山祐史


  本コラムの内容は、大山祐史によるものであることを明記する
 限りにおいて、引用・転載は自由です。