<本日のツボ270>
『コスト削減活動』
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<ツボの説明>
「このままでは儲からない。コスト削減が必要だ」
そう思ったときはたいていもう手遅れ。
必要に迫られてから「コスト削減活動」に取り組み始める会社で
「コスト削減活動」に成功している会社は、あまり無い。
儲けが出ているうちから業務の中に「コスト削減活動」が組み
込まれていない限り、「コスト削減活動」は機能しない。
「コスト削減活動」は「どのようにしてその業務を効率化して
ゆくのか」という視点で検討され実施されることが多い。
この視点には、暗黙のうちに「その業務の機能は維持する」と
いう前提が含まれている。有効な「コスト削減活動」を行うため
には、この前提は取り払わなければならない。
有効な「コスト削減活動」に必要な視点は、「その業務をやめ
たら会社はマヒするだろうか?」である。
「たぶんマヒしない」と思うなら、その業務をやめてみる。
そうやって色々な業務をやめてみた結果業績が悪化してしまった
という会社は、あまり無い。
このようにしてIBMという会社は、なんとパソコンビジネスを
売り飛ばしてしまった。
顧客便益の向上に寄与しない活動は、そのほとんどが「やめても
会社はたぶんマヒしない」業務である。
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アドバンマネジ経営コラム by 大山祐史
本コラムの内容は、大山祐史によるものであることを明記する
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