タイトルロゴ大山祐史の経営コラム



   <本日のツボ298>
    『分は器に従ずる』

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<ツボの説明>

  「器が小さい」とか「分不相応な」などという言葉で自分や他人
 を評価する場合、どのように使い分けているだろうか?


  個人が持っている責任の範囲と権限の範囲を比べたとき、責任の
 範囲の方が広かった場合、その責任が権限の範囲を超えて広がった
 部分のことを「度量」という。

  責任が小さくて権限のほうが大きい場合には、その責任からはみ
 出した権限の範囲を「狭量」という。

  そして、「度量」の大きい人のことを「器が大きい」と評し、
 「狭量」の部分が広い人のことを「器が小さい」と表す。


  「分不相応」とは、器の小さい人があたかも器が大きいかのよう
 に振舞うことをいう。

  つまり、かかえる責任範疇が小さな者が、大きな責任を負う者と
 同様の権限を行使しようとした場合、そのことが周囲からは「分
 不相応」に見えるということである。


  従って、「分はその者の器に従属している」と言ってよい。

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 アドバンマネジ経営コラム by 大山祐史


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