<本日のツボ300>
『第二次ブーム』
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<ツボの説明>
10年前の1997年。当時最新の28.8Kモデムでダイヤルアップ
接続し、当時はやり始めた「インターネット」というものがどんな
モノなのかを、懸命に理解しようとしていました。
しかし、よくわかりませんでした。こんなものがいったい何の
役に立つのかさっぱり見当がつかなかった。
当時既に「膨大な情報量」などとうたわれていましたが、yahoo
で検索しようとしても、どんなキーワードを打ってもヒットする
サイトはせいぜい5〜6件どまり。「該当するページがありません」
ということもしょっちゅうで、「情報収集」という目的で役に立っ
たという記憶がありません。
それでも「自社のホームページ」というものにあこがれて、中小
企業振興公社が主催するセミナーへ出かけて行ってhtmlの作り方
を学んだりしていました。
それからしばらくして、「自社ホームページを公開する」という事が
ブームとなり、中小企業もこぞってホームページを立ち上げました。
この西暦2000年前後の第一次ブームのときに、「自社ホームペー
ジ」を立ち上げた会社の多くは、「自社ホームページを公開する
目的」というものを明確には持っていませんでした。
「みんなやっているから」とか「名刺代わりみたいなもの」「会社
を紹介できればいいんじゃないの?」といった感覚が、自社ホーム
ページを作成する動機の主流だったのです。
そして今、このような会社の多くが「リニューアル」の必要性を
感じ始めています。第二次ブームの到来です。
経営全般に対する助言活動を仕事にしていると、仕事でかかわる
ほとんどの事業者さんにおいて、その経営改善の過程で「ホーム
ページの運用目的と効果的活用方法を確立する」という課題が顕在
化してきます。
経営改善の必要性といった問題意識をお持ちでない経営者の方
でも、EC(イー・コマース:電子商取引)を始めたいから、と
いった具体的な理由や、再び漠然と「これじゃ古臭くてカッコ悪い
し」といった思いから、リニューアルしたいとお考えになっている
ケースは非常に多い状況です。
実際、自社ホームページのリニューアルには、企業にとって
「第二創業」と同じくらい重大な意味があります。
ただ漠然と「なにしろ新しくしたい」という思いだけで作り直し
作業に取り掛かるのは危険ですし、そもそももったいないことです。
「第二創業」と同様、ターゲット、目的、最新技術、効果などを
研究し、戦略的に構築してゆく必要があるのです。
これを怠ったがために、業界内での競争に敗れて業績を悪化させ
てゆくというケースが、実際に出始めています。
参考までに、今月1日に新ホームページを公開した事例をご紹介
しておきます。私の知人が経営する中小企業ですが、明確な意図を
持ったサイトに仕上がっており、実用性(業績への貢献度と顧客に
とっての有用性)も飛躍的に高まった「リニューアルの良いお手本」
といえるものです。リニューアル前と比較できないのが少し残念。
→ http://plastesia.com/ ご一覧下さい。
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アドバンマネジ経営コラム by 大山祐史
本コラムの内容は、大山祐史によるものであることを明記する
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