<本日のツボ302>
『地味ネタばやり』
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<ツボの説明>
トレンドのセンターを見つけ出し、マスの中の最大公約数を追い
求めるのがマーケティングの王道であった。
誰もがみなそれをあたりまえだと信じた結果、あらゆるガイド
ブックに同じような「名店」の紹介が並ぶことになった。
誰が作っても、テーマが同じなら同じような店やスポットの紹介
ばかりが載っているガイドブックが何種類も作られ、それに対して
誰も疑問を抱くことがなかった。
しかしどんなことも、一旦行きつくところまで行った後には必ず
ゆり戻しが起る。
だから今は、「隠れ家」や「知られざる名店」が求められている。
今まで全く無名であったということが、スポットライトを当てる
に値する価値となったのだ。
マスコミ各社は「あまり知られていないけれど、実はこんなに
スゴイんです」と言って紹介できるネタを必死で探している。
Web技術の発達により、高額な宣伝費を使わなくても「こんな
にスゴイ」ということを世界に発信することは非常に簡単になった。
だから今は、無名な者にこそチャンスがある。無名店にこそ
注目を集める資格がある。
地味なネタだけど「こんなにスゴイ」といえる点を、磨こう。
「うちは無名だから」といってうつむくことは、もうヤメだ。
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アドバンマネジ経営コラム by 大山祐史
本コラムの内容は、大山祐史によるものであることを明記する
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