タイトルロゴ大山祐史の経営コラム

 


 <本日のツボ321>
    『ストローク』

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<ツボの説明>

  他人に対して関心を示すことを「ストローク」といいます。
 「おっ、そのネクタイいいねぇ」なんてのも、立派なストローク。


  人間が生きてゆくためには、ストロークを受けることが必要です。

  不良少年・少女は、親や社会からストロークを得るために問題を
 起こします。

  少年少女の心は、何のストロークもない状態「無関心」には耐え
 られません。本当は、愛情や賞賛、励ましといったプラスのスト
 ロークを欲しているのですが、非行によって得られる叱責や非難、
 恐れや嫌悪などのストロークであっても、何もないよりははるかに
 ましなのです。


  組織の人間関係も同様です。

  使い物になろうとなるまいと、部下に対して無関心でいるのは
 一番まずいやり方です。

  かといってマイナスのストロークを与え続けるのも考え物です。
 マイナスのストロークを与えた相手からプラスのストロークが返っ
 て来ることは稀だからです。

  上司「今月も未達か?やる気あんのか、コラ」
  部下「部長のご指導の賜物です。いい上司に恵まれて幸せです」

 このようなやりとりはありえません。しかし、上司にしてみても
 どこかからストロークを受け取ることは必要であり、それがプラス
 のストロークであることを望んでいるはずです。


  会話が弾まない部下に対しても、少しずつプラスのストロークを
 与えるよう心がけてみてください。そして、その相手からプラス
 ストロークでの反応があったとき、組織が成長する基礎ができあがっ
 たことになります。

     部下「部長こそいい呑みっぷりですよねー」
     なんてことからでもOKです。

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 アドバンマネジ経営コラム by 大山祐史


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