<本日のツボ119>
『引き渡した後が重要顧客』
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<ツボの説明>
「住宅」という商品はよく「一生に一度の買い物」などといわ
れます。ということは、一回買ってしまったお客さんはもう二度
と同じものを買うことがないので、ほとんどすべてのお客さんが
一回限りの取引で終わってしまうように思われます。
だとすると、住宅販売には「固定客」というものはいないとい
うことになるのでしょうか?
私が20年近く前に勤務していた会社にもプレハブ住宅事業部
門がありましたが、その事業部門はすでに引き渡しまで完了した
お客様との関係を非常に重視していました。
なぜなら、すでに買っていただいたお客様からの紹介情報が、
営業的にとても役立つものだったからです。
実際に、販売成績の良い営業マンほど自分の過去のお客さんか
ら紹介情報をたくさん入手しており、獲得する新規契約のなかで
紹介情報から成約につながった案件の占める割合が高い傾向があ
りました。
紹介情報をいただくということは、ほとんどコストをかけずに
有望な見込み客を獲得できるということにほかなりません。
従って、このような販売ルートを増やすことが高い利益率を実
現することにつながっていました。
すでに住宅を引き渡してしまった顧客に対して、アフターサー
ビスというものを接着剤にして固定客化し、有望顧客情報という
営業成績に直結する成果物を継続的に繰り返し入手しようとして
いたのです。
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アドバンマネジ経営コラム by 大山祐史
本コラムの内容は、大山祐史によるものであることを明記する
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