<本日のツボ162>
『営業イメージを変えなきゃ』
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<ツボの説明>
コストプッシュ・インフレーションで製造原価や仕入原価が上
昇に転じている局面で、いままでと同じ感覚でセールスをしてい
ると利益率が大幅に落ち込みます。
とはいえ、永年にわたって「安売り屋」の営業マンを勤めてい
た人間が、コストが上がったからといって急に安売り屋をやめて
「まともなセールスマン」に変身するのはムリ。
同じ営業マンが同じお客さんのところへいって、同じ口調で
「今日から値上げしますから高く買ってください」といっても、
まともに受けてくれるバイヤーさんはいないことでしょう。
おそろしいことに、ここ2年ほどの間の原材料・資材の値上がり
巾は、転嫁対応できない企業を淘汰するだけの力を持っています。
「できなければ潰れてしまうのに、なかなかできない」という
局面にあるということです。
「デフレ脱却」とか「景気回復」と報道されているのは、マク
ロ経済のほんの小さな一部分だけを捉えた報道であると思って差
し支えありません。
おそらく当面は、企業の倒産件数は横ばいか増加基調での推移
を見せるのではないかと考えています。
ここを乗り越えるには営業イメージの変革が必要です。
営業マン自身が過去の自分と決別し、物に対する価値観から、
つきあうお客さんまで、ガラッと変えてゆく必要があります。
具体的に言うなら、
「中国から安く仕入れたゴミ同然のものを大量に売りさばいて儲
ける」という安易な営業イメージから、「貴重で価値があるもの
を提供することで消費者に満足感を与える」に変革するというこ
とです。
営業マンが自身の仕事を変革してゆくということは、自分自身
に対するイメージを変革するということでもあります。
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アドバンマネジ経営コラム by 大山祐史
本コラムの内容は、大山祐史によるものであることを明記する
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