タイトルロゴ大山祐史の経営コラム

 


   <本日のツボ248>
    『プロフィールを書こう』

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<ツボの説明>

  自分の強み・長所を再確認し、自身の活力を復活させるために
 プロフィールを書こう。

  自分が何者で、何ができるかを説明できるプロフィールを作ろう。

  そういうことが目的だから、職歴を書くときは単に所属企業・
 部署の名称を書くだけではなく、「何を成し遂げたか」に焦点を
 当てて書く。成し遂げた仕事の数々がその人の勲章であり、それは
 自分が胸を張って生きてゆくに値する人間であるということを思い
 出させてくれるものである。

  仕事に関係なくても、自分が持っている能力は全部書く。たとえ
 ば「他人の背後霊と会話できる」とか。

  あまり自慢にならない能力は書かない方が良い。たとえば「焼酎
 ならなんでも7合以上呑める」など。

  自分のことを「俺って結構できるな」と思えるようなことを書
 こう。多少おおげさでもかまわない。書くときは気恥ずかしいよう
 なことでも、毎日眺めているうちに慣れてくる。


  学歴は書かなくても良い。

  特に、学歴は一流だがその後の業績がパッとしていない場合、
 その人にとっては学校に入ったときが人生のピークだったんだと
 いうことを物語ってしまう。

  一流大学に入るということはそれなりに大変なことだったのだ
 ろうけれど、そのことと今のあなたが輝いて見えるかどうかという
 こととは関係がない。


  ある講演を聴きにいったときのこと、いきなり自分の学歴の話を
 はじめた演者がいた。日本一の大学を出て一流企業に勤める方で、
 年齢はもう50歳を超えている。

  正直言って「そんな歳になっても大学に入った時が人生のピーク
 だったんだ。気の毒だな」と感じてしまった。

  予想通り、講演の内容は新規性も専門性もない退屈なものだった。

  こういう人にとっては学歴が自分の慰めになるのだろうけれど、
 それにすがっていても前にはすすめないし、第一見苦しい。


  その点、実際に成し遂げた業績であればどんなに壮大なことを
 書いても決して見苦しくはならない。

  今の自分を輝かせ勇気付けるために、あなたの足跡をプロフィー
 ルとして書き出して見よう。

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 アドバンマネジ経営コラム by 大山祐史


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