タイトルロゴ大山祐史の経営コラム



 <本日のツボ327>
    『永く使える手法は』

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<ツボの説明>

  あるサッカーチームのエースストライカーに、インタビュアー
 が得点をあげるために心がけていることを尋ねた。

  「ボクはボールがあるところに走りこむことはしない。ただ、
 ボールが出そうなところへ走りこんでいるのさ」


  ビジネスもこれと似ている。何十回もボールが出そうなところへ
 走りこんで、いいボールがきたら空振りやミスキックせずに確実に
 ゴールをゲットしたいと考える。

  敵のディフェンダーよりもボールが出る場所を予測する能力が
 高くなければ、得点することはできない。

  自分たちのターゲット市場のみならず、経済や社会全体に関し
 ても常に学習と研究を続けるものだけが、ボールの出処を嗅ぎ取る
 能力を身に付けることができる。


  同時に競争相手だって、必死に学習してボールの出る場所を感じ
 取ろうとしているにちがいない。

  したがって競争を勝ち抜く上では、競争する他の者よりもスピー
 ディーに効率よく学習する能力が求められている。


  マーケティングや競争上の手法というのは、ひとつのものにこだ
 わり永く使い続けてゆくものではない。

  スピーディーに学習し習得するということだけが、半永久的に
 使えるビジネス手法であるということができる。

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 アドバンマネジ経営コラム by 大山祐史


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