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 <本日のツボ73>
   『XX専用といえないか』

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<ツボの説明>

  サングラスのレンズの色で、一番売れない色は黄色。

  でも「ドライビンググラス」という名称にするとよく売れると
 いいます。

  なんでも「夕暮れ時の光の中でも、ものがはっきり見える」と
 いう効果があるのだとか。


  レンズの色とは関係ありませんが「釣り用サングラス」という
 商品もあります。

  偏光レンズを使ったサングラスですが、「水面の反射光をカット
 して、水中がよく見えるようになる」というものです。


  人は「XX専用の道具」というキーワードに良く反応します。
 
  コーヒーはコーヒーカップで、お茶は湯のみ茶碗で飲む。
  すき焼きはすき焼きナベで作る。

  こういった生活習慣が無意識の中にすりこまれていて、「XX
 のときにはコレ」という売り手の提案を、受け入れやすい心理が
 ある場合が多い。


  「女性のためのXX」というように顧客層を絞り込んでいって
 専用化するのではなく、製品側の用途を絞り込んで専用化する手法
 で、これも価格競争を回避する手段の一つです。

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 アドバンマネジ経営コラム by 大山祐史


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